第8章 適合者

『なっ！そっちが呼んでって言ったんで…んっ///』

もう1回キスをすればもう！っと怒る。

その顔がまた堪らんのや！

「すまんな、下の名前で呼ばれて少し…いや、めっちゃ浮かれてしもたわ」

『ッ！///もう…宗四郎さんの莫迦…』

「ッ！…ハハッ、男はな好きな女前にしたらアホになるもんやねん」

僕の言葉に更に顔が赤くなる…

そっと彼女の柔らかい頬を撫で、顔を近づける…

「好きやで……」

『ッ///私も…好き…宗四郎さんが…』


再び重なり合う唇…


暫くの間、甘いキスは続いたそうだ。


漸く元の恋人の関係に戻った二人…

これで一安心…っというわけには簡単にはいかなかったのだ。




「ッ！やはりはボクの隣が相応しい…」

が１号の適合者であるということを知ってしまった者によって…