第10章 初めての治癒、向けられた視線 ※微
死「なるほど…。嫌だなプロヒーロー。有象無象じゃ歯が立たない」
残った生徒たちは避難するよう背を向け、入口へと走り出す。
戦いに気を取られている緑谷に飯田が声をかける。
飯「早く避難を!!!」
そして一瞬、相澤が瞬きをした瞬間に黒いモヤは消え、残っている生徒たちの目の前に現れた。
黒「させませんよ」
相(しまった!一瞬の瞬きの隙に1番やっかいそうなやつを)
(まずい…!)
生徒の方へ向かいたい。
だが、周囲にはまだヴィランが多すぎる。
視界の端で誰かが倒れ、別の影が迫る。
「……もう……!」
歯を食いしばる。
「多すぎる……!」
黒「初めまして、我々はヴィラン連合。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせていただいたのは、新人ヒーローさんへの勧誘、そして平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして」
ありえないことを当たり前のように言っている恐怖。
黒「本来ならば、ここにオールマイトがいらっしゃるはず。ですが、何か変更があったのでしょうか。…まぁ、それとは関係なく、私の役目はこれ」
爆豪と切島が黒いモヤに襲いかかる。
爆「俺ァ誰よりも強くなきゃいけねンだよ!」
BOOOM!! SKLIT!!!!
切「その前に俺たちにやられることは考えなかったか」
黒「危ない危ない…。そう、私の役目はあなたたちを散らして嬲り殺す」
その瞬間、黒いモヤは大きくなり、生徒を飲み込んでいった。
「みんなっ!?…っく!」
いくら戦っても次々にヴィランが襲ってくる。
「かわいいなぁ〜」「スタイルもいいじゃねぇか」
下卑た視線が突き刺さる。
いくら倒してもキリがない。