第10章 初めての治癒、向けられた視線 ※微
死「せっかくこんなに大衆引き連れてきたのにさぁ、平和の象徴居ないなんて」
肩をすくめ、嗤う。
死「まぁ…いいや。だけもらっていこう」
「!?」
相(狙いはか…!)
切「は!?ヴィラン!?バカだろ!ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!」
本来なら作動するはずの侵入者センサー。
――だが、反応は一切ない
「……センサー、止められてる」
即座に判断する。
「電気!個性で連絡試して!」
上「っ!うっす!」
緑「先生は!?1人で戦うんですか!?あの数じゃ……!」
相「一芸だけじゃ、ヒーローは務まらん」
「私も行きます」
迷いのない声で、一歩前に出る。
相「ダメだ。危険すぎる、下がってろ」
「……一芸だけじゃ、ヒーローは務まりません」
相澤の言葉を、そのまま返した。
「アメリカで、ちゃんと鍛えてきました。前に出て、守るために。大丈夫です」
一瞬、相澤がを見る。
相「……わかった。13号、生徒を守れ。行くぞ」
「たった2人で!?」
「ふざけんな、殺されたいのか!」
相澤が先に踏み込む。
布が閃き、複数のヴィランの個性が消える。
その“無音の合図”を見逃さず、が地を蹴った。
低く、速い。
懐に潜り込み、手刀が顎を正確に捉える。
体勢を崩した瞬間、膝蹴り。
重心を奪い、そのまま地面へ叩きつけた。
次。
手についているサポートアイテムからワイヤーが伸び、足を絡め取る。
倒れた相手の関節を極め、動きを止める。
殺さない。
けれど、立ち上がれない。
相(……俺に合わせて動いている。いや……先を読んでる)
爆(ハッ……さすがだな。俺も負けてらんねェ)
緑(ちゃん……すごい……あの体格で、あの判断速度……)
轟(……努力したんだな)
「先生、強ぇ!!」
「マジかよ……!」
A組が、目を奪われる。