• テキストサイズ

【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第9章 酔いの夜、消えない温もり ※微


「っ…」

の声は小さく震えていた。
爆豪はその震えを、胸の奥で感じ取るように目を細める。

爆「言わなきゃ、伝わんねぇだろ」

その言葉の熱が、息と一緒に頬をかすめた。
距離が、息ひとつ分もない。
の瞳に、爆豪の赤い瞳が映る。

心臓が、爆発しそうなほど鳴っていた。
その鼓動を押さえ込むように、爆豪はの頬に触れた。
荒々しい手つきのくせに、どこまでも優しい。

爆「…今だけでいい」

その言葉と同時に、爆豪はの頬にそっと唇を落とした。
ほんの一瞬、触れたか触れないかの儚いキス。
でも、それだけで世界が止まったようだった。

「…っ…かつ、き」

爆豪はゆっくり腕をほどき、深く息を吐く。
その目にはまだ熱が残っていた。

爆「…なんで振りほどかねぇ?酔ってるからか?…都合のいい様に捉えるぞ」

「っ……」

心臓の音と、頭の中の警笛がごちゃ混ぜに響いている。
拒まなきゃ、って思うのに、体が言うことをきかない。

真っ直ぐで真剣な目と、優しく触れられた熱い手。
そのどれもが拒否出来ないほどの心を掴んで離さない。

そしてそのまま唇は重なった。

啄むように、何度も何度も優しくキスを落とす。

唇が離れ、またあの赤い目に捕らわれる。
大きくてゴツゴツした、熱い手がの後頭部から耳を包み込んだ。

いつも以上に柔らかい表情の爆豪は再度の唇にキスを落とした。
そしてそのまま、爆豪の舌がの口をこじ開け、中を優しく絡めとられる。

「んっ、んんっ…」

静かな玄関に水音か響く。
息がどんどん荒くなっていく。

深く、 優しく、爆豪はに愛をぶつけていた。
は今はそれを受け止めることしか出来なかった。

2人の唇は名残惜しそうに離れた。

「はぁ、はぁっ…」

/ 171ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp