第7章 教師としての日々、初めてのキス
「」
ゆさゆさと揺らされて、意識が浮上する。
「……ん」
目を開けると、そこにはよく知っている二色の髪。
「……焦凍っ!?」
慌てて車を降り、運転手にお礼を伝える。
轟「会えて嬉しい」
素直な可愛いところは変わっていない。
「私も嬉しいよ」
柔らかい2色の髪の毛を撫でる。
家に入ると、エンデヴァーの姿があった。
「炎司さんお久しぶりです!ごめんなさい連絡してなくて…」
エ「いい。忙しかったろう。よく帰ってきた。上がれ」
久しぶりに来た家に足を踏み入れる。
和室に通されると冬美と夏雄が待っていた。
冬&夏「「!」」
「冬美ちゃん!夏雄!」
再会を喜び、自然と抱き合う。
夏「ごめん俺、もう行くから。また来る時教えてよ」
冬「ごめん私も職場から呼び出しがあって…また絶対来てね!」
轟「、話が終わったら声掛けてくれ」
そう言って、次々と部屋を後にしていく。
残されたのは、静かな和室。
は、轟家の事情を知っている。
この目で、何度も見てきた。
夏雄と焦凍がこの場を離れた理由も、にはすぐに分かってしまった。
エ「よく戻ったな。そしてヒーローデビュー、おめでとう」
「ありがとうございます」
エ「ニュースは、かなり騒がしかったぞ」
「まさかあんな特集組まれるなんて……。治癒の個性、珍しいですもんね。どうせなら戦闘してるところ撮ってほしかったです」
ぷくっと頬を膨らませる。
自分がどれだけ注目を集める容姿か、本人はまったく自覚がない。
エ「……そうだな。俺も、どれほど成長したのか見てみたい」
「ふふ。楽しみにしててください!」