• テキストサイズ

【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第2章 はじまりの時、与えられた役割


ある日の学校の帰り道。
後ろから声をかけられた。

女の子「あの、前病気を治してもらって…。おかげで元気に学校に行けるようになりました…!本当にありがとう……!!」

同じくらいの年齢の女の子だった。記憶には全く残っていない。
だけど初めてあんなお礼を言われた。
とても心があたたまった。

それからは、自分の個性を少しだけ好きになった。
怪我や病気のことを幼いなりに勉強し、病院の先生に頼み込んだ。

「また……だれかの、きずをなおしたいです」

先生「おぉ!本当かね!それなら、前とは少し違う…そうだな…例えば、ヒーロー専門で治癒をするとかどうだね?」

「ヒーローせんもん?」

母「あらいいわね!ヒーローのヒーローね!!!」

「ヒーローの……ヒーロー………」

その言葉は、心に深く染み込んだ。

私たちは、ヒーローに助けられて生きている。
――じゃあ、そのヒーローは、誰が助けるの?

そこからまた、忙しい日々が始まった。

公安での手続き、特別措置。
仮免許を取得し、近場のヒーロー事務所へ挨拶回り。

みんな、優しく迎えてくれた。
けれど――どの顔も、ひどく疲れていた。

は、ぎゅっと抱きしめて、光を分け与えた。

「……すごい。本当に、体が軽くなる……ありがとう」

頭を撫でられて、は少し誇らしかった。

最初は近場だけ。
でも――その噂は、少しずつ広がっていった。
/ 171ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp