第7章 教師としての日々、初めてのキス
B組の戦闘訓練。
はジャージに着替えてグラウンドβへ出た。
何故か視線が痛い。
拳「先生かわいい!!」
小「うん」
ただのジャージなのに何がかわいいんだろうか。
気を取り直して、くじ引きをして対戦相手が決まる。
チームと対戦相手が決まってから、戦闘訓練は開始。
やはり推薦組の個性は強く、とても感心した。
他も全員の個性をそれぞれ見て、それぞれに声をかける。
自分の課題の見えた生徒はたくさんいた。
終わったあと、戦闘訓練で怪我した子を治癒する為声をかける。
「旋くん、大丈夫?」
回原は鉄哲の攻撃で腕を怪我していた。
回「だ、大丈夫ッス…」
腕を出してもらい、そっと手を当てる。
「うん、骨とかは大丈夫そう!」
ふわりとあたたかい光が包み込む。
回「っ……」
回原は目の前の綺麗な顔に見とれていた。
「おぉ!すげえ!」「あっという間に治ったぞ!」
気づけば治癒は終わっていて、腕の傷は跡形もなく消えていた。
「ん、もう大丈夫だね!他はない?」
回「っは、はい!ありがとうございました!」
顔が真っ赤の回原はみんなの元に戻った時にからかわれていた。
「次は寧人くん」
物間は足を怪我していた。
「お疲れ様、大丈夫?足かしてね」
椅子に座り足をの膝の上に乗せ、優しく綺麗な手が物間の足に触れる。
物「っ……」
「うん、こっちも骨は大丈夫そう!」
またほわりとあたたかい光が包み込んであっという間に怪我を治す。
物間もまた、の目を伏せた時の長いまつげから目が離せなかった。
物「っ、ありがとう、ございます」
「うん!治って良かった!」
にこっ、とした笑顔からまた目が離せない。
胸がぎゅっと握られるような、そんな感覚だった。
あとは塩崎と拳道も少し怪我していたので治癒をする。
こうして、無事午前中の戦闘訓練は終わった。
教えるたびに、触れるたびに、生徒たちの未来を少しずつ感じられる気がした。
お昼は職員室のデスクで、仕事をしながら食べた。
あっという間に午後になる。