第7章 教師としての日々、初めてのキス
翌日
この日はA組は午後戦闘訓練をやるらしい。
は午前中戦闘訓練のB組に行く予定だ。
「赤慈郎(せきじろう)さん、今日はよろしくお願いします!」
ブ「あぁ、よろしく頼むな!」
朝の予鈴が鳴ると、教室へ向かいブラドと共にB組へ入る。
「「「「……」」」」
またもしーんとなる教室内。
鉄「まじかよ先生!噂の美人教師がB組に!」
物「その人は一体何者なんですか先生」
ギャーギャーと盛り上がる生徒達。
ブ「んじゃ、まずは自己紹介だな」
「です!基本はA組の副担任ですがこうやってたまにB組にお邪魔させてもらったり、リカバリーガールのところにいます!」
アメリカに居たこと、個性のこと、そして理想のヒーロー像。
A組と同じ自己紹介をする。
「「「「すげぇ!!!」」」」
わーーっ!!と拍手が沸き起こった。
ブ「静かに!えーー、今日は午前中戦闘訓練するので着替えてグラウンドβに来るように」
そして朝のHRが終わり、チャイムが鳴った途端またも生徒達が押し寄せてくる。
「せんせー!彼氏いますかー?」「何歳ですか?かわいい!」「なんでB組の副担任じゃないんですかー!」
質問にさっと答えるが、一人そっぽ向いてる人がいる。
「寧人くん」
物「っ…は、は!?初っ端から下の名前とか馴れ馴れしすぎませんかーーっ!?」
「あ、嫌だった?ごめんね…つい癖で…えっと、物間くん!確か個性は…コピー」
物「誰も嫌だとは言ってないですし、個性はコピーですけど」
ぶっきらぼうな返事が返ってきた。
「ふふ、寧人くん。個性、凄いね!」
物「どこがですか?脇役の個性ですよ」
「え、なんで?理解しないと使えないでしょ?そんなの誰でも出来ることじゃないよ!脇役じゃなくて主役級だと思うな!」
物「っ!」
今まで脇役と言われてきた個性。
それをなんの躊躇いもなく、当たり前のように言ってくれたに物間の心は掴まれた。
「ほら、次戦闘訓練でしょ?早く準備しなきゃ!私も着替えるからまた後でね!」
が去った後も教室内はの残したふんわりとした優しい雰囲気を保っていた。