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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第7章 教師としての日々、初めてのキス


手を引かれて、の腰がふっとベンチから浮く。

爆豪の手は、火を宿したみたいに熱かった。
引かれた瞬間、心臓が大きく跳ねる。

ドンッ

強く引き寄せられ、胸板に額が当たる。
息が詰まるほど近い。

「ちょっ……勝己……」

爆「もうよりデカくなった。力も、覚悟もだ」

抱きしめる腕は迷いなく、でもどこか震えている。

爆「、好きだ」

「……っ」

胸の奥が、きゅっと縮んだ。
それは嘘じゃない。
でも――それは“恋”じゃない。

(……だめ。私は先生で、勝己は生徒)

爆「今は返事はいらねェ。俺がナンバーワンになるとこ、一番近くで見てろ」

「……うん。応援してるよ」

その言葉に、爆豪は一瞬だけ目を伏せた。

爆「遠慮はしねェ」

抱きしめていた腕が緩み、顔が上がる。

近い。
近すぎる。

吐息がかかる距離。

「なにがっ……」

言い終わる前に、視界が塞がれるほど顔が寄せられた。
触れる、と思った瞬間――

爆豪は、寸でのところで止まった。

爆「……こういうことだ」

低く、真剣な声。
冗談でも、勢いでもない。
だから、怒れなかった。

「……もう。こんなこと、簡単にしちゃだめ」

爆「からかってねェ」

「私は先生。勝己は生徒。それだけは、ちゃんと守ろう?」

爆「……学校じゃあな」

不満そうに、でも引き下がる声。

気づけば、随分時間が経っていた。

「ほら、帰るよ。明日も学校だし」

手を引くと、文句を言いながらもついてくる。

玄関へ向かう背中は、確かに昔よりずっと大きかった。

(……危ないな。このままじゃ、見ないふりできなくなる)

扉が閉まるまで見届けてから、は深く息を吐いた。
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