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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第6章 新たな日々、非合理的な感情


ミ「ほんと、できた子ね。でも…真面目な話はここまでにしましょ」

グラスを軽く揺らしながら。

ミ「だって、そろそろ聞きたいじゃない?」

にやり、と悪戯っぽく。

ミ「ねぇ」

嫌な予感がした。

「……はい?」

ミ「そんなに自己管理ができてて、覚悟も決まってて、しかも可愛い。――で?」

一拍。

ミ「恋愛はどうなの?」

空気が一瞬止まる。

マ「香山先輩…」
相「おい……」

ミ「いいじゃない、聞くくらい♡ねぇ、彼氏。いるの?いないの?」

は一瞬だけ目を泳がせてから、素直に答えた。

「いたこと…ありません」

ミ「うっっそでしょ!?」

マ「待て待て待て!!それはさすがに……日本の…アメリカの男ども、何してんだ!?」

「好きだなって思える人が、いなくて…」

ミ「……あら」

トーンが、少し落ち着く。

ミ「それなら、仕方ないわね」
マ「……納得はいかねェけどな」

相澤は何も言わず、グラスを持ったまま視線を落とす。

相(…いない、のか)

理由はない。
ただ、それだけの情報が、妙に胸に残った。

ミ「じゃあさ」

ぐっと身を乗り出すミッドナイト。

ミ「今は、好きな人もいない?」

「…いません」

そう答えながら、少しだけ笑う。

「今は、ヒーローとしてやることで精一杯なので」

マ「……真面目すぎだろ」
ミ「でも、そこがいいのよねぇ♡」

そして、ちらり。
ミッドナイトの視線が、相澤に向く。

ミ「ねぇ相澤くん?」

相「……何ですか」

ミ「こういうタイプ、どう思う?」

相澤は一瞬、言葉に詰まる。

相「…合理的だと思います」

即答だった。

ミ「ふふ♡“合理的”ねぇ?」

意味ありげな笑みに、相澤は眉を寄せる。

相「…何が言いたいんですか」

ミ「別に♡ただ…」

グラスを傾けながら、楽しそうに。

ミ「そのうち、大事な人が出来たらこの子、きっと“合理性”捨てるわよ」

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