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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第6章 新たな日々、非合理的な感情


少しだけ、空気が緩んだその瞬間。
と相澤は、再び目が合った。

「消太さん、改めてよろしくお願いします!」

相「――っ!!」

名前を呼ばれた、それだけ。

なのに。

胸の奥が、ぐらりと揺れた。

表情には出ていない。
声も、呼吸も、いつも通り。

それでも相澤は、自分の心臓だけが、確かに早まったことを誤魔化せなかった。

こんな感覚、今まで、一度もなかった。

相「……よ、よろしく」

そう言ってから、相澤は思わず視線を逸らした。
ほんの一瞬。
だが、それだけで十分すぎるほどだった。

その様子を見逃さなかった二人が、すぐさま距離を詰めてくる。

マ「ちょーっとちゃん!相澤、完全に固まってるから!いきなり心臓に爆弾落とさないでYo!」

ミ「やだもう〜、相澤くん。今、分かりやすく動揺してたじゃない♡」

相「……してません」

ミ「ふ〜ん?それより、あなた……ほんっとうに可愛いわね!」

勢いよく言われて、は目を瞬かせた。

「えっと……ひざしさんと、睡(ねむり)さんですよね。よろしくお願いします!」

マ&ミ「「……っっ!!!!」」

一瞬、空気が止まった。

ミ「あらやだこの子……!もう名前覚えてくれてるの!?しかも、さらっと下の名前呼び……」

胸元に手を当て、うっとりと笑う。

ミ「完全に後輩力が高すぎるわ…♡よろしくね、」

マ「……参ったなぁ」

マイクは苦笑しながら、を見つめたまま。

マ「そりゃ相澤も固まるわけだ。この距離感で来られたら、防御力ゼロだろ?」

軽口のようでいて、その視線は、ほんの一瞬だけ真剣になる。

マ「よろしくな、。いや〜…これは職員室が騒がしくなるぜ?」

相「……うるさくてすまんな」

「いえ!とても嬉しいです!ぜひ、色々教えてください!」

ぺこり、と丁寧に頭を下げる。
それだけで、2人は完全に心を掴まれていた。
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