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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第15章 離れる覚悟、近づく気持ち ※微


緑(やっぱり、僕はずっとちゃんのことが好きだった)

無個性だった自分に、誰よりも優しくしてくれた。
孤独だった。
笑われていた。
バカにされていた。
それでも諦めきれない僕に、ヒーローになれると励ましてくれていた。
アメリカから帰ってきて久しぶりに再会したとき、あのときと何ひとつ変わらない笑顔を見て、やっぱり好きだと思った。
今は、生徒と教師。
立場も距離も違うけれど、気持ちは今も、昔のまま。
いや、今の方が、ずっと強くなっている気がする。

轟(俺はもう、とっくに好きなんだ)

父に囚われていた頃。
母は入院し、兄姉とは近づけない距離。
そんな孤独な俺を救ってくれたのがだった。
気づいたら、の笑顔を探していた。
会える日は少しだけ気持ちが軽くて、会えない日は空が曇って見えた。
いつの間にか、を目で追うようになっていた。
アメリカに行ったあと、また孤独になった。
だが心の中にはずっとが居て、それが支えになった。
は今、雄英教師となってまた俺の目の前に現れた。
子供の頃の救いをくれたのも、今の自分を支えてくれるのも、結局全部なんだ。

緑谷も、轟も、それぞれの原点が一気に蘇っていた。

あの頃からずっと好きだったが今、自分たちのために涙を流してくれている。

(これ以上、好きにならないほうが無理だろ)

2人の中にあった感情は、もうずっと前から確かなものだった。

そんな2人の横で、飯田はようやく気づいたばかりだった。
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