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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第15章 離れる覚悟、近づく気持ち ※微


翌日。

今日はウワバミに挨拶に行く日だ。
多忙を極めるウワバミとの挨拶は、テレビ局の控え室でというふうに決まっていた。

テレビ局の廊下は、落ち着かない空気が満ちていた。
スタジオ入りする有名ヒーローたち、スタッフの走り回る気配、慌ただしいインカムの声。

今日ここに来たのは、あくまで職場体験中の生徒の様子を見るため。

コンコン、と控室をノックし、中に入ると、
ソファに座ったウワバミがラフに手を振って出迎える。

ウ「来たわね、ちゃん。会えてうれしいわ〜。ふたりともいい子よ、ほんとに」

「お忙しいところすみません」

静かに会釈しつつ言葉を並べるその様子を、ウワバミはにこにこ眺めていた。

ウ「いやぁ、やっぱり画になるわね〜…あなた、もっと前に出るべきよ」

「え!?いや…、あまり目立つのは……」

軽く笑ってかわそうとしたその時だった。

ガチャ

扉が乱暴に開きバタバタと入ってきたのは、見るからに業界人風の女性プロデューサーだった。

「ウワバミさん!例のビジュアル枠、モデルの子ドタキャンで…」

そこまで言って、の姿を見た瞬間、声が止まる。

「あなたは…」

ウ「雄英の先生で新人ヒーロー、知ってるでしょ?ちゃん」

「うそでしょ。ちょ、立って。回って。…やっぱり、すごい。顔小さ、足長っ。スタジオ映え間違いなし!」

「えっ?」

「代役お願い!すぐ出られる? っていうか出て!!衣装こっちで用意するから!」

「え、ちょっと待っ…私はその、そういうのは……」

口を開いた瞬間、すでにスタッフがドアの向こうで待機しており、#NAME1hを軽く誘導し始める。

「メイクさん呼んでー! 体型データ取れる? 衣装2番スタンバイで!」

「ま、待ってください、本当に私は――!」

「ウワバミさん、いいわよね!? これ番組のためでもあるし!」

ウ「ええ、もちろん! ちゃん、せっかくだからね?」

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