第15章 離れる覚悟、近づく気持ち ※微
ホテルの部屋についた2人。
ホ「…」
名前を呼ぶホークスの視線が揺れた。
ホ「離れたくなか……」
小さくこぼれた本音。
すぐに誤魔化すみたいに、を抱き寄せる。
「啓悟っ…、どうしたの?」
顔を上げ、目が合ったその直後。
また、自然に視線が絡む。
言葉はいらなかった。
今度は、どちらからともなくそっと唇が重なる。
唇が重なった瞬間から、世界は静かに遠のいていた。
夜風も、街の灯りも、ホテルの時計の音も消えて、ただ互いの体温だけが確かだった。
の指先が、そっとホークスの胸元を掴む。
拒むつもりだったはずなのに、触れてしまった。
あたたかくて、やさしくて、心まで包まれるようで、離れがたかった。
ホークスの腕は自然とを抱き寄せ、唇は深く、深く重なる。
甘さに溺れるように、息が絡み合う。
心臓の音が近すぎて、触れているのが唇なのか、気持ちなのかわからなくなる。
「んっ…、はぁっ」
後頭部をしっかりと固定され、深い深いキスがたくさん降ってくる。
あったかくて、気持ちよくて、飲み込まれそう。
慣れていなくてぎこちないの反応はホークスを煽った。
唇を離し、息があがっているをまた横抱きにして傍にあったベッドまで運んで優しく降ろした。
ホ「…、かわいい」
呟いたホークスがの上に覆い被さる。
両手を顔の横で固定される。
どうしていいかわからず、は動けない。
でも、目線はずっと交わったまま。
「啓、悟っ……」
心臓がホークスにまで聞こえてそうなほどバクバクと音を立てる。