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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第15章 離れる覚悟、近づく気持ち ※微


「ただ……その分、傷の深さに比例して、私は意識を失います。足手まといになるので、本当に緊急な時しか使いません」

ホ「……そっか」

しばらくして、ホークスが続ける。

ホ「雄英が襲われた時、それ使った?」

「……はい。初めて使いました。1日くらい、意識なかったみたいです」

何を確かめたいんだろう。
そう思いながらも、質問には答えてしまう。

ホ「検査とかは?血液検査とか」

「血液……あります」

少し考えてから、思い出したように続ける。

「昔、個性診断を受けた病院で……。私の血液から治癒薬を作れるって言われて。今でも月に1度、血液を提供してます」

ホ「…そうなんだ」

声のトーンは変わらない。
けれど、どこか真剣だった。

「貴重なものだから、悪用されないようにって。昔から関わりのある、その病院だけに、って約束です」

ホ「なるほどね〜……」

一拍置いて、いつもの軽さに戻る。

ホ「おっけい!じゃ、この話はここまで!」

あっさりと話題は切り替えられた。

結局、何が知りたかったのかは分からないまま。

やがて、高いタワーの上へと降ろされる。
足元に感触が戻り、ほっと息をついた。

見下ろす景色は、地上では決して見られないほど美しかった。
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