第14章 新たな装い、広がる波紋
飯「確かに“女神のようだ”“綺麗だ”などの意見も多く見られたが、我々が注目すべきはその救助活動の的確さと——」
そこで一瞬、言葉が止まる。
飯田の脳裏に、ふと昨日の映像がよぎった。
慌てて咳払い。
飯「こ、これ以上この話題を深掘りするのは良くない!教師をそういう視点で語るのは、風紀的にも大変よろしくないぞ!!」
上「…絶対想像してただろ今」
峰「いやぁ〜あれは飯田に限らず男なら全員ドキッとするって!」
爆「っるせぇ……」
爆豪の声が低く落ちるが、興奮している生徒たちはまだ止まらない。
切「でも女子アナも叫んでたよな!」
麗「うんうん!“かわいい!!”って!」
その瞬間。
ドンッ!と、爆豪が机を蹴った。
爆「うるせぇっつってんだろ!!朝から騒ぎすぎなんだよ!」
教室が凍りつく。
轟「でもまぁ…仕方ねぇだろ、あれは。…綺麗だったしな」
爆豪のこめかみに青筋が浮かぶ。
爆「のヤツ…あんなコスチュームぜってーやめさせる…」
その時、ガラッと教室のドアが開いた。
「おはよう!」
いつも通りの声。
いつも通りの教師服。
だが、教室中の視線が一斉にへ向いた。
さっきまで騒いでいた生徒たちが、急に静まり返る。
は少し首を傾げる。
「えっと……?」
椅子を鳴らして立ち上がったのは爆豪だった。
まっすぐを見て、眉間に皺を寄せる。
数秒の沈黙の後、低く吐き捨てる。
爆「…あんな格好で現場出てんじゃねぇよ」
教室がざわっとする。