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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第14章 新たな装い、広がる波紋


どう見ても――

「……恥ずかしすぎるよ……」

顔が一気に熱くなる。

「む、無理……」

これはさすがに無理だ。

絶対に直してもらおう。

そう決意してコスチュームを畳み直そうとした、そのとき。

――ピリリリリッ。

突然、スマホが震えた。

画面を見る。
表示されているのは、ヒーロー用の緊急連絡。

「……え?」

通話を取ると、切迫した声が飛び込んできた。

「市街地でヴィラン発生!怪我人多数!至急応援を!」

「……っ」

思考が一瞬止まる。

視線が、手元のコスチュームへ落ちた。

さっきまで「絶対無理」と思っていた衣装。

でも――

「……仕方、ないよね」

数秒の沈黙。
小さく覚悟の息を吐く。

「……今日だけ。今日だけだから」

そう呟いて、は女神のような新しいヒーローコスチュームに手を伸ばし、現場へと急いだ。

数分後。
は現場近くに到着した。

夜の市街地は騒然としている。
パトカーの赤色灯が回り、通行人たちは距離を取りながら不安そうに現場を見つめていた。

その中央では、巨大な木の枝がヴィランの体を拘束している。

「くっ……離せ!」

枝は地面から伸び、まるで生き物のように絡みついていた。

そのすぐそばに立っていたのは、シンリンカムイだ。

シ「…拘束完了。応援ヒーローは――」

その時だった。

ふわり、と白い影が空から舞い降りる。

街灯の光を受けて、白い布地と金色の装飾がきらりと輝いた。
静かに地面へ着地する。

その姿を見た瞬間、周囲が一瞬静まり返った。

「……あ」

誰かが小さく声を漏らす。

「ヒーロー……?」
「……?」

だが次の瞬間、ざわめきが一気に広がった。

「ちょっと待って」「前と違くない!?」

人々の視線がへ集まる。

体のラインに沿う白いスーツ。
金色の装飾が光を受けて輝き、まるで神話の衣装のようだった。
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