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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第13章 全力の先、静かな想い


表彰台に3名が上がった。
爆豪は相変わらず暴れているため拘束されたまま、轟はどこか遠くを見るような表情で立っている。

「あれ…」

飯田の姿が、なかった。
家庭の事情で早退した、とだけ聞かされる。

メダル授与のためオールマイトが登場し、一人一人に言葉をかけながらメダルを掛けていく。

締めの言葉は少し空回りして、こうして体育祭は幕を下ろした。

________

救護室に戻り、何気なく携帯を開いた瞬間。

「!!!!!」

飯田の母からの着信とメッセージ。
内容を読んだ途端、血の気が引いた。

〈天晴がヴィランに襲われ、大怪我をしました。可能であれば、来ていただけませんか〉

届いたのは一時間前。
ということは、事故はもっと前だ。

(……天哉、家の事情って、これ!?どうして、声かけてくれなかったの…)

〈すぐに向かいます〉

校長と相澤に事情を説明し、最低限の支度だけを済ませる。
気づけば、体はもう動いていた。

この時ばかりは、緑谷のことすら頭から抜け落ちていた。

_______________

体育祭が終わり、生徒たちは着替えて教室でHRをしていた。

切「あれ?先生は?」

相「急な仕事だ」

上「まじかよ女神ー!!色々話して癒してもらおうと思ったのに!」

相「うるさい上鳴。明日明後日は休校だ。指名はこっちでまとめて休み明けに発表する。ドキドキしながらしっかり休んどけ」

緑谷はリカバリーガールの治癒を受け、静かに席に戻っていた。

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