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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第11章 目覚めのあと、名付けられないもの ※微


雄英襲撃のニュースは全国を駆け巡り、“ヴィラン連合”という名前は一気に世間へと広まった。

そんな不穏な空気を抱えたまま、雄英では変わらず一大イベント――体育祭が近づいていた。

相「おはよう」

飯「相澤先生!先生はど…」

「みんなおはよう!」

教室の入口に立つの姿に、一瞬、時が止まったようになる。

麗「先生目覚めたんですか!」
轟「無事だったのか!」

クラス全体が、ふっと息を吐いた。

「みんな心配してくれてありがとう、お見舞いにも来てくれたんでしょ?あの後すぐに目が覚めたよ」

芦「よかったぁ……ほんとに」

は一度息を整え、少しだけ真剣な表情になる。

「それでね。ちゃんと話しておかなきゃいけないことがあるの。……私が眠った理由」

教室が静まり返る。

「USJで使ったのは、私の個性の中でも特殊な治癒方法。深い傷でも、短時間で治せる」

上「…条件、あるんすか?」

「あるよ。怪我をしてから1時間以内。対象は男性のみ。代わりに……私は、傷の深さに応じて代償がある」

ざわ、と小さく空気が揺れる。

「やったのは、USJが初めてだった」

上「…その治し方って?」

「キス」

一拍。

「「「「えぇええ!!!!!」」」」

芦「え、じゃ、じゃあ…♡」
葉「それって…♡」
上「まさか…」

相「…騒ぐな」

一言で教室を黙らせる。

相「事実だ。だが、それ以上でもそれ以下でもない」

切「……付き合ってなくても、できるってことっすか」

相「必要ならな」

「「「「大人ってやべえ!!」」」」

「あの時は、守ることしか考えてなかった。私が勝手にやったの」

相「俺は助かった。それだけだ」

短く、はっきりと。

爆「チッ、そーゆーことかよ」

爆豪は苛立ちが隠せない。

相澤がを見る目が、“教師が同僚を見るそれ”ではなくなっていること。

最初から芽はあったのかもしれない。
だが、この一件で完全に火がついた。

それに気づいたのは、爆豪だけじゃない。
に想いを向ける者たちは皆、同じ種類の視線を、相澤の中に見てしまった。

自分たちと、同じ目を。
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