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【ヒロアカ】愛と癒しの代償【R18】

第11章 目覚めのあと、名付けられないもの ※微


相「この話は終わりだ。……雄英体育祭が迫ってる」

「「「クソ学校っぽいの来た!!!」」」

ざわつきながらも、教室には少しずつ熱が戻っていく。
だがその奥には、不安も確かに残っていた。
ヴィランに襲撃されたばかりの学校で、本当に開催していいのか。

「逆に危機管理体制が磐石だって示すみたい!警備も5倍に強化するんだって!」

相「うちの体育祭は最大のチャンス。ヴィランごときで中止していい催しじゃねえ」

雄英体育祭は、かつてのオリンピックに代わる国民的行事。
ここで結果を残せば、プロヒーローの目に留まる。

相「年に1回、計3回だけのチャンス。ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ」

空気が一変する。
不安は、闘志へと変わっていった。

昼休み。
話題はすっかり体育祭一色だった。

競技内容は当日まで伏せられ、生徒たちはそれぞれの準備を始める。

授業も訓練も、いつも以上に張り詰めていた。
大きな怪我もなく、時間はあっという間に過ぎていく。

放課後のグラウンドでは、各クラスの生徒たちが思い思いに身体を動かしていた。
全力で走り込む者、個性の使い方を確かめる者。

雄英全体が、静かな熱に包まれている。

校舎の廊下には体育祭の準備らしい資材が少しずつ運び込まれていた。

はそんな光景を、職員室の窓から眺めていた。

「…みんな、本気ですね」

隣で書類をめくっていた相澤が小さく鼻を鳴らす。

相「そりゃそうだ。ここで結果出せば、人生変わる奴もいる」

それぞれが、それぞれのやり方で頂点を目指している。

はふっと微笑む。

「…きっとすごい体育祭になりますね、楽しみ」

相「あぁ、そうだな」

雄英体育祭まで、あとわずか。
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