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幻想科学物語 Ⅱ

第1章 Z=16 医者×魔導士=多忙な日々






「ごちそうさまでした。美味しかったです。」


「そりゃ、なによりだ。これから、あっちにもどるのかい?」


「……えぇ、まだ回復してない人や、新たなけが人もいますので…」


ターコイズはそうかい、とそれだけを言うと、2人分の食器をもってその場から立ち上がる。


「ルーチェ、体に気をつけて。村人全員があんたのこと心配してるんだから。」


ターコイズがそう言い残して立ち去っていく。
ルーチェはただ、ターコイズの言葉にポカーンと口を開けて見送るだけだった。


(……そっか。石神村の一員って言われた…村人や、科学王国のために、私も頑張らなきゃ…)


ルーチェは決意を新たにし終えたところで、診療セットを片付ける。
その後はジャスパーの元を訪れ、1度司帝国の方に帰ること、明日の午前また来ることを約束して、ルーチェは石神村を後にした。


ルーチェは空へと飛び上がり、科学王国へと向けて出発した。


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