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幻想科学物語 Ⅱ

第3章 Z=18 食料確保へのロードマップ






暫くすると電話をしていた龍水、クロム、千空が降りてきた。


「おかえり、で、どうだったの?」


「はっはー!とりあえず、フランソワ、俺の執事を起こして貰うよう説得してきた。しばらく待てば来るだろう。」


「し、しつじ……。」


ルーチェと羽京は現実離れした存在にドン引きしたような目で見つめ、コハクとクロムは互いに顔を見合わせてしつじ?と首を傾げていた。


「あ゛ー、執事っつうのはな、あれだ。金持ちの面倒を見る人のことだ。つまり世話役、だな。それと引き換えに高額な給料、つまりドラコを貰っているっつう存在だ。」


「すげぇな、執事。」


「龍水が何もしない理由がわかったぞ…」


自給自足までとはいかないが身の回りのことを自分でやってきたクロムとコハクは呆れたような目で龍水を見る。


千空は2人に説明を終えると、ルーチェがここに来た理由が気になり、声をかけた。


「ルーチェ、あっちで何か問題でもあったか?」


「あっちの様子は特に問題ない。けど、サルファ剤の在庫が少なくなってきた。そろそろ作らないと…」


「あー、設備やらなんやらはこっちの方が豊富だかんな。分かった。設備やら化学品やらは自由に使え。作り方は覚えてんだろ?」


「…もちろん。けど、千空も暇なら手伝ってほしい。1人だと大変。」


ルーチェがそういうと、千空が少し面倒くさそうに耳の穴に小指を突っ込みながら少し考える素振りをする。


しばらくすれば、わぁったよ、と短い返事が聞こえ、ルーチェは安堵した。


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