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それは瞬く星のように【ヒロアカ】

第1章 光を厭い 光に憧る



結局断ることもできず、缶コーヒーを片手にホークスと休憩することになってしまった。


……早く会話を終わらせて、ここから離れたい。
私なんかの傍にいたらホークスにとって良くない。

そう思っても、人と碌に会話したことのない私には会話を早く切り上げる方法なんて分からない。

彼の聞きたいことを全て話せば終わるだろうか?


「捕まっていない敵で本名まで判明しているのは5名です」

引石健磁 敵名:マグネ 個性:磁力
殺人3件、殺人未遂29件、強盗致傷9件と逃げた者の中で最も犯罪を重ねている。

迫圧紘 敵名:Mr.コンプレス 個性:圧縮
数々の窃盗事件の容疑者として全国指名手配中の敵。

伊口秀一 敵名:スピナー 個性:ヤモリ
これまで犯罪歴はないものの、林間合宿襲撃時の言動からステインの思想に影響されていると思われる。

分倍河原仁 敵名:トゥワイス 個性:二倍
16歳の時にバイクで人身事故を起こした後、個性で自らを増やして強盗などを重ねていたが、ある時期を境に姿を見せなくなる。

渡我被身子 敵名:トガヒミコ 個性:変身
連続失血死事件の容疑者。未成年者のため氏名や顔は伏せられている。中学卒業の日に同級生を切りつけて重傷を負わせ、その事件以降両親とは絶縁状態。


「……死柄木弔、黒霧、荼毘については詳細が判明していませんが、それぞれの個性は死柄木が触れたものの崩壊、黒霧はワープ、荼毘は炎熱系と判明しています」

これが今分かっている敵連合の主力と思われるメンバーの情報だ。
神野で拘束されたオール・フォー・ワンがバックにいたことを鑑みると他にも仲間がいる可能性も十分にある。


「これまでの捜査で分かったことは以上です」

「ありがとうございます。……ところで、カフェオレお好きなんですか?」

「?、それは捜査に関係することですか?」

「仕事の話ばかりじゃ息詰まっちゃうでしょう?ちょっとした世間話ですって」


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