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それは瞬く星のように【ヒロアカ】

第4章 Emergency



超常解放戦線に掃討作戦を仕掛ける直前、公安本部にはデトネラット社代表の四ツ橋力也が招かれていた。


ホークスからもたらされた全国に潜む元異能解放軍の構成員達が一斉蜂起するという情報を元に進められている群訝山荘と蛇腔病院への作戦を悟らせないためのカモフラージュのためだ。

四ツ橋にはデトネラット社と公安とのサポートアイテム共同開発のための打ち合わせと説明しているが、裏では四ツ橋を拘束する準備が進められている。


これが成功すれば元異能解放軍の構成員の戦意は多少なりとも削がれる。
指揮系統にも影響が出ればなお良いということで、強襲前日にセッティングされた。



白失の個性が役に立つ場面ではないため、今日は通常業務、そして明日の動きのシミュレーションとなる。


……と思っていたが、




突如ビルが揺れた。

何事かと思って外を見ると、少し遅れて上からガラスの破片が大量に降ってきた。


これは……!?



『緊急コードが発令されました。職員は速やかに厳戒配置に移行してください』


警報と共に流された館内放送で一気に緊張が高まる。

上層階では今まさに四ツ橋の拘束に動いていたはずだ。
四ツ橋が抵抗して窓を割った?
上は今、どうなっている?

あらかじめ決められていた緊急配置に着きつつも、白失は内心焦り始めていた。


もし、最悪の事態になっていたら……


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