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それは瞬く星のように【ヒロアカ】

第3章 彼の好きなもの



表向きは広く名の知れた大企業、しかし裏では戦闘用のサポートアイテムを犯罪者、犯罪組織に横流しする傍らデータを収集しており、渡した粗悪品が動作不良を起こせば直ちに自爆して証拠隠滅を図る周到さ。

更に泥花市の市民にもこれらのサポートアイテムが行き渡っていたのだ。

無論、戦闘用あるいは戦闘にも使えるサポートアイテムは販売に厳しい制限がかかっている。
泥花市民のサポートアイテムは違法販売品と見てほぼ間違いないだろう。


ホークスが内偵を始めてからこれまで見えていなかったことが次々と明るみに出てきていた。








また別の日―

今日はなんとなくWAX COFFEEを購入していた。

黄色の背景に濃い茶色の太い文字、そしてギザギザ模様。

練乳入りと書いてあるから黒くはない……はず。


缶を開けて飲み口に口をつける。


「甘い……!!」

一口飲んで驚き、白失は思わず口を離してパッケージを二度見した。

コーヒーの苦味を完膚なきまでに打ち消すほどの甘さ。
しかも砂糖とは異なるミルキーな甘味。

改めて成分表示を確認すると最も多いのが加糖練乳、次いで砂糖。

……練乳が多いとこうなるのか。


衝撃のあまり白失はしばらく動けなかった。



ホークス、いつもこんなに甘い飲み物を飲んでいるんですね……


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