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それは瞬く星のように【ヒロアカ】

第3章 彼の好きなもの




暗号文を持ち帰り、早速解析する。


ここ最近の敵連合の動きとしては異能解放軍との衝突が最も大きなものだろう。

神野区で取り逃した後、息を潜めていたかと思いきや指定敵(ヴィラン)団体である死穢八斎會と接触し、八斎會が密造していた個性を消失させる弾丸を奪った。


異能解放軍と衝突したのはそれから少し経った後だ。

“軍”という名の通り、全国に多数の構成員がおり、中にはプロヒーローも複数人含まれている。特に泥花市は異能解放軍の一大拠点となっており、市民のほとんどが解放思想に心酔していた。

異能解放軍の指導者であるリ・デストロが敵連合の関係者を人質に取ったことで、敵連合と対立し、衝突。

そして、勝利した敵連合が異能解放軍を取り込む形で大きく肥大化した。
目下公安ではこの新生敵連合の動向を注視している。


「ホークス、行動をだいぶ監視されていますね」

今回の暗号は新生敵連合が超常解放戦線と名を改めたこと、旧異能解放軍側に警戒されており、剛翼にGPSや盗聴器を搭載したマイクロチップを複数取り付けられ、ヒーローネットワークや事務所との連絡などの通信も監視されているという内容だった。



「デトネラット社は裏で相当サポートアイテムを流してますよ」

デトネラット社はリ・デストロこと四ツ橋力也が代表取締役社長を務めるサポートアイテムやサービスを提供する国内有数の大企業だ。
最近ではプロヒーロー用のサポートアイテム事業を立ち上げることを表明して注目を集めている。

これまであまりマークしていなかったが、代表者が異能解放軍の指導者、今回ホークスに取り付けられたというマイクロチップもこの会社の技術が使われている線が濃厚なことから、別働班がこの会社について調べており、その内容驚くべきものだった。



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