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それは瞬く星のように【ヒロアカ】

第3章 彼の好きなもの



ホークスが敵連合に潜入して少し経った頃、敵連合はリ・デストロ率いる異能解放軍と衝突、解放軍を降して配下とした。

愛知県泥花市の市街地を丸ごと巻き込んだこの事件はヒーロー免許を持たない市民達が自ら立ち上がり、個性を使って街を守ったとして各局のニュースでも大きく取り上げられた。


だが、その裏では……






この日、白失はホークスからの定期連絡を受け取るために街中にある自販機に向かっていた。

どこにでもある何の変哲もない自販機。

ホークスはここでいつもWAX COFFEEというコーヒー飲料を買う。
周辺でこの商品を扱う自販機がここしかないからというのは建前で、主な目的は公安との定期連絡のため。


白失は自販機でミネラルウォーターを購入し、取り出し口の上部に素早く手を這わせ、暗号文を回収する。

ちなみに敵の監視を掻い潜るために回収役は交代制だ。


暗号自体も今回のようにアナログなものからヒーローネットワークを通じて送られてくるものまで様々。
ホークスが都度最適な形で伝えてくる。



近くに停めた車に戻り、誰の目にも怪しく映らないよう静かに発進させる。


そういえば、ホークスは敵連合潜入前にもよくWAX COFFEEを飲んでいた。

……今度、私も飲んでみようかな。



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