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それは瞬く星のように【ヒロアカ】

第1章 光を厭い 光に憧る




「違います!」


信用ならないですかねぇと苦笑するホークスに対して、白失は大きな声で否定していた。

こんなに大声を出したのは人生で初めてかもしれないくらい。
でも溢れ出る感情は止まらなかった。


「あなたはウィングヒーロー ホークスです!潜入捜査なんてあなたの仕事ではありません……!」

きれいなきれいな世界、
あなたはその世界を守るヒーローなのに。

「ヒーローがこんな所にいてはダメです。こんな……!」

「こんな?」

「……こんな、暗くて汚い場所にいちゃいけないんです」


あなたの翼が、心が、汚されてしまう。


「公安は時に敵のようなやり口で捜査を行うこともあります。でもそれはヒーローに累を及ぼすものであってはならない。それなのに公安は、私達はっ、あなたに敵連合のスパイとなるよう命じた!」


意味が分からなかった。

どうしてヒーローがそんなことをしなければならないのか。

警察庁や公安委員会には潜入捜査を行う人員もノウハウもあるはずなのに、なぜ敢えてヒーローを選ぶのか。


敵連合に潜入するということは、ヒーロー本来の活動ができなくなることと同義、それどころか悪事に加担しなければならなくなる可能性も高い。

ホークスの翼を捥ぐに等しいその行為をどうしても許せなかった。


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