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それは瞬く星のように【ヒロアカ】

第1章 光を厭い 光に憧る









白失は普段の業務を装って情報を集めていた。
これまでの公安の後ろ暗い業務の数々を。

幸いその行為を見咎める職員はいなかった。


後はこの情報をどこに流すか。

下手な出版社や民放局に出せばあることないこと書き立てられて良くない。

別に自分の身を案じているという訳ではなく、どこなら市民がより多くホークスの味方をしてくれるかを考えてだ。


だが、途中で記者ともろくに繋がりがないことに思い当たる。
無論メディアに出たこともないので、記者に対して自分の所属を証明できるものが乏しい中、突然情報を流しても『デマ情報』として扱われるかもしれない。




……メディアを選べないのなら、選ぶ必要のない場所に。


記者クラブにリークしよう。

記者クラブなら複数のメディアの記者が常駐している。
内部告発という形で連絡すれば匿名でも怪しまれ難いはず。


とにかく時間が惜しい。
手遅れになる前に……!


決行は今夜、
残業は日常茶飯事だから深夜まで残っても不審には思われない。







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