第12章 期末テスト
翌朝。
芦「みんな…合宿の土産話…楽しみに…してる…から…グスッ…」
芦戸、上鳴、切島、砂藤はどんよりしていた。
緑「ま…まだ分かんないよ!どんでん返しがあるかもしれないよ!」
瀬「よせ、緑谷。それ口にしたらなくなるパターンだ」
上「試験で赤点取ったら林間合宿行けずに補習地獄…そして俺たちは実技クリアならず…これでまだわからんのなら貴様の偏差値は猿以下だ!」
上鳴は緑谷に目潰しをした。
瀬「落ち着け、長ぇ」
「あれは突破したから合格ってものでもないと思うし、私も怪しいよ」
芦「繋原ちゃんは余裕だったじゃーん!」
芦戸はうぇーん!と泣き出した。
「い、いやでもほら私は筆記が…実を言うと、私は学校も通ってなかったから勉強本当にできなくて、あのヒーロー殺しの事件の後に、小学生の内容から始めたんだよ。全教科」
そこにいた全員「え!?」
芦「嘘!?小学生!?」
瀬「お前そんな状態でこないだのテスト受けたのか!?」
「うん…なんとか頭に詰め込んだけど、全然自信ないよ」
切「なんか、俺たちってなんなんだろうな」
上「学校行けなかった繋原がこんな頑張ってんのに…」
砂「学校行ってた俺らは…」
「ち、ちがうよ!そんなこと言いたいんじゃなくて…」
緑(そんなとこから初めて、普通だったら心折れて最初から諦めると思うけど…諦めなかったんだ。やっぱすごいな、繋原さん)
「出来なかったこと嘆いても仕方ないし、出来なかったものは仕方ない。今回はダメでもまた次があるわけだし、また頑張ればいいよ。みんなで頑張ろうよ」
のその言葉に、みんな笑顔を取り戻した。
切「おし!たしかにな!」
芦「繋原ちゃんの言う通り!」
上「みんなで頑張ろう!な!」
緑(繋原さんの、"頑張ろう"って言葉に救われた人はこのクラスに一体何人いるだろう…。でもそれが響くのは他の誰でもない。今まで誰よりも頑張ってきた…ううん、今も頑張り続けてる繋原さんの言葉だから。僕もそうなれるよう、頑張ろう)