第13章 林間合宿
は夏休みに入ってすぐ、みんなで学校のプールで集まろうと誘われた。
八「ぜひ一緒に繋原さんもどうです?」
葉「一緒にいこーよ!」
は少し困った顔をした。
「ああ…お誘いありがとう。でも…私はいいかな…」
芦「えー!なんでー!?」
「私ほら、みんなみたいに綺麗な体じゃないし…他の人が見たらきっと私のこと怖くなっちゃう…」
は少し俯いた。
耳「そんなん、長袖の水着着ればいいんじゃん?」
「え…?」
耳「着替えるとこ見られたくないって言うなら、うちらの前か後に着替えればいいわけだし。まぁ見たところでみんなもう分かってるから、なんとも思わないとは思うけどね」
「耳郎ちゃん……」
茶「確かに!そうしようよ!繋原ちゃん!」
「でも私正直水も苦手で……」
は病院に預けられていたころ、水中で"分解"の個性を使い、どのくらい息が持つかなどの実験も行われていた。
嫌がっても無理矢理水中に入れられ、限界を感じても息を切らし意識を失うなどということはしょっちゅうだった
蛙「なら私が泳ぎを教えるケロ」
茶「私も!なんかあったら個性使って浮かせるよ!」
八「みんな繋原さんにも来て欲しいんですのよ」
は悩んだ。
(トラウマが…発動しちゃうかもしれない…でもみんながそう言ってくれるなら…)
はその時相澤の言葉を思い出した。
"お前はもう1人じゃない"
(…大丈夫。ここに私に危害を加えようとする人はいない。それに、水が怖いなんて、ヒーローになるには言ってられない。克服しよう。ここで)
「みんながそう言ってくれるなら、行こうかな」
芦・葉「「やったー!」」
「迷惑かけたらごめんね」
八「そんなこと誰も思いませんわ!むしろお手伝いさせてください!」
は嬉しそうに微笑んだ。