第8章 褒美

　「………ん、ぐ、んっ…」

　レイはさらに愛撫を進めていく。
　雄はまだ硬度を保っている。
　1度抜いたくらいじゃ、収まらない。
　液体を出したせいで、さらに水音が大きくなった。
　部屋の中にレイが肉棒に奉仕する音が響き、
　オレさまの脳内を埋めていく。

　「は……、」

　迫り来る快感に、ベッドに体を預けた。
　レイはオレさまに馬乗りになって
　オレさまのモノを咥えている。
　レイが、根元を支えていた手を、離した。

　「んぐぐ、………ッ」

　レイが根元まで口内に挿入して、
　ずぽ、と吸い上げた。
　一緒に喉奥を締まり、
　きゅん、と先だけ圧迫され、強い快感に揺さぶられる

　「っあ…、」

　声が漏れて、
　同時にまた絶頂に達した。
　液体が溢れ出る中で下を見ると、
　レイはうぐ、と嗚咽して、
　咥えたまま息を吐いた。

　「く、は……ッ、」

　レイが口を開いたことで、
　口の端から白濁とした液体が溢れ出した。
　それに昂られて雄がまた固くなると同時に、
　熱が高まっているものが脚に触れた。

　「……ッ、なんだよ。オレさまので盛ったか？」

　「んっ……、」

　レイがくぱ、と雄から口を離す。
　ぼた、ぼた、と顎から液体が垂れる。

　「脱いで見せてみろ。」

　「……はい。」

　そう言うと、
　レイが下の服を脱いで、
　オレさまに体を見せた。
　レイの雄が、ぴん、と勃起している。

　「ぅ……。」

　触るのはオレさまがいいって言った時だけだ。
　それを分かっているレイは、
　上のTシャツを捲ったままこちらを見ている。
　このまま我慢させてもいいけど、たまには…

　「………一緒にすっか。」

　オレさまがそう言うと、
　レイが目を丸くした。
　
　管理されるとでも思っていたのだろうか。
　…でも、コイツ、経験豊富なせいで
　管理慣れてるから…正直、意味が無い。

　「足貸してやるから、舐めろ。」

　それよりは存分にイかしてやる方が燃える。
　足を立てて、
　ベッドのシーツと隙間を作る。
　レイの目がぐら、と揺れた。