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キバナさん 男娼を買う

第8章 褒美






 
 レイにタブレットを見せながら、
 操作を教えていく。

 「至高のフェラ…男性を…惚れさせる…
  テクニック?」

 画面には、小柄な女が、
 男の雄を貪っている写真と一緒に、
 必勝テクニックムービー、と書かれていた。

 「これみて練習しろ。」

 アプリには、
 このテクニックの動画と、
 ついでにオレさまが好きな
 フェラのAVの動画を何個かしか入っていない。
 同じフォルダに入れていて、連続で
 見れるようになっている。
 全部、愛嬌良い女だ。
 これ見てちょっとは嬉しそうに舐める練習しろ。

 「ほら。」

 その内の1個を再生すると、
 女性があんあん言いながら
 雄を咥える様子が映し出された。
 
 『おいしいよぉ…』

 女は至高の表情を浮かべながら
 べろべろ雄を舐めている。
 レイの表情がどんどん曇る。

 「いい顔してるよな。」

 「…………。」

 「お前よりもそそる。」

 そう言うと、
 レイの目がめらめら燃えた。
 口をしかめて、タブレットを握りしめる。
 
 「やります。」

 レイが頷いてタブレットを見つめ、
 ぎろ、と画面の女を睨みつけた。
 レイにとって、
 女はみんな、ライバルのようだ。

 

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