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キバナさん 男娼を買う

第8章 褒美







 「サイズ感、いいだろ。」

 「ん…はい。
  キバナさまと…同じくらいです。
  少し、短いですが。」

 毎日咥えさせてるからか、
 口内で覚えているらしい。
 横からもぺろぺろ舐めて玩具で遊んでいる。

 「だろ?色も同じだ。」

 「はい。」

 玉の感触はよくなかったらしい。
 レイがじゅっと玉を吸って、
 すぐに口から離した。

 「……。」

 レイが棒を手で包んで根元に引くと、
 皮が押し上げられて、先の突起が赤く出てきた。
 ぶる、ぶる、と震え、尿道口まで見える。
 触っているレイはともかく、
 オレさまには偽物と本物の区別がつかない。
 本物に似すぎて、オレさまのモノで
 遊んでるみたいだ。

 「………ん。」

 レイがぬぷぬぷと先だけ口に咥えた。
 先の感触は良かったのか、
 ぴちゃぴちゃと舐め始める。

 「おい。今遊ぶな。来週からだ来週。」

 「ん……はい。」

 レイが口から玩具を外して、
 玩具を手で優しく包んだ。
 そのまま手コキすんじゃねえだろうな。

 「それに、そんな玩具だけじゃ
 お前のフェラのテク上がんねえだろ。」

 「…………。」

 「最近足りねえんだよな。
  もっと上手くなってもらわないと。」

 下手だ、と遠回しに言うと、
 レイが唇を噛んだ。
 
 プロとして悔しいとか、
 自分のテクニックはそんなに低くないとか
 言い出しそうだ。

 「そのうちいらなくなるかもな。」

 「……………。」

 レイの眉間のシワがさらに深くなる。
 …ちなみに、下手ではない。
 むしろ上手い方だ。愛嬌以外は完璧だと思う。
 だからこれは、コイツを煽るために言ってる。

 
 「そんなお前に、教科書を用意した。」

 レイに、タブレットを渡す。
 片手で棒とタブレットを一緒に持った。
 なんとも奇妙な組み合わせだ。

 「……?」

 レイがタブレットをひらひらと振ると、
 画面がぱっとついた。

 「……わ。」

 突然明るくなった画面に目を丸くする。
 ………そういえば、コイツ。

 「タブレット触ったことねえのか?」

 「……はい。」

 

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