• テキストサイズ

キバナさん 男娼を買う

第4章 探す







「やめとけって。その客。」

「……。」

 オレがそう言うと、少年は黙った。
 ……この話をするのも、何度目だろうか。
 
 「……でも。
  オプション、たくさん付けてくれるんです。」

「それで体壊したら元も子もねえよ。」

「……ですが…。」
 
「大体、客なんて、着拒して逃げればいいだろ。」

 あの赤い線を2本付けてきてから、
 毎回確認しているが、
 傷が治りかける度に新しい傷を付けてくる。
 種類はいろいろだ。打撲だったり、
 みみず腫れだったり、
 今回のような火傷だったり。

 「……逃れられ…ないんです……。」

 「は?」

 「……なんでもありません。失礼いたします。」

 少年が上の服を直して、
 シャワールームに入っていく。
 
 傷つける客について、詳しく聞いたことない。
 断れません、なら分かる。
 けど、『逃れられない』って、なんだ?

 

 
/ 164ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp