第1章 買う
オレを全部受け入れてくれる女はいない。
いつも挿入途中で止められる
オレの気持ちが分かるか。
「うるせえ!」
「ぐ、ぅ……。」
拳を振るうと、女が少し大人しくなった。
そうだよ。そうやって、
オレさまを楽しませてればいい。
同時に少しちくりと針がささる。
なんでこんなことをしないと
奥まで挿れさせてくれないんだよ…
「…………ぅ……。」
ふと下を見ると、
女からすっと力が抜けていく。
……気を失っていた。
「…………、チッ。」
女の意識がなくなると同時に、
肉洞の圧迫が一気に弱まる。
やっぱ演技だったじゃねえか。
腰を引くと、ローションに塗れた男根が
口からずるずると抜かれていった。
まだ固くなっている欲求は満たされていない。
強ばった棒からぶるぶると
先走りが流れている。
「おい。」
物置のドアを叩くと、
別の女が1人、おそるおそる出てきた。
その女は、恐怖と絶望でこちらを見ている。
その首には同じ首輪が巻かれていた。
「部屋掃除しとけ。その女はいらねぇ。
玄関に捨てろ。」
オレさまが冷たく言い放つと、
女はこくこくと頷いた。
この女も挿れられなくてつまらないが、
家事はできる。だから奴隷として
置いてやってるだけ。
…そのうち捨てるつもりだ。
コイツの生活費はオレさまが支払っている。
財力はまあまあある方だが、
こんな無駄なものにお金をかけるのは
無意味だ。
「…………うぜえ。」
しかし、今日の女も最悪、
奴隷は使い物にならない。
スマホで『デリヘル』と検索をかける。
新しい女を呼ぶか。
抜いてもらわなきゃ満足出来ない。