第1章 買う
一旦腰を止めると、
女がこちらを不思議そうに見上げた。
「うるせえな…オレさまが
おまえに合わせてやってること、
忘れてるだろ?」
「……え…?」
女の腰を握って、ゆっくりと挿入していく
ここが1番奥だろ?
でも、オレさまの肉棒を
咥えきれてるわけじゃない。
「もっと奥に挿れてやろうか?」
「い、ゃ、うそ…」
女の顔が青くなっていく。
は、悪いな。
人よりデカいんだよ、オレさまは。
さらに奥に挿入していくと、
女がぎぎ、と歯を食いしばる。
「い゛、ぎ、ぃ……」
「デカいって良いことだけかと思ったか?
そうでもねえんだよ…。」
女の肉壁をぎちぎちと言わせながら
奥へ奥へと沈み込ませていく。
女の顔が苦痛で歪んできた。
「こうやって奥まで挿れようとすると、
痛がられる。
だから奥まで挿れたフリして
動いてやってた。
でも、それももう十分楽しんだだろ?」
「い゛、いたい…いたい!いたい!」
女の制止を無視して、
ぐ、と突き立てると、
ぎゃぁ、と汚い悲鳴が上がる。
………やっと、全部入った。
根元までどろどろと蜜壷に覆われて、
ぞくぞくと性欲が昂る。
「いたい、ぬいて…抜いて……。」
「やなこった。
次はオレさまが楽しむ番だ。」
途中まで気持ちよくさせてた
おかげで滑りがいい。
手前まで抜いて、
一気に奥まで挿入すると、
ぱん、と肌がぶつかり合う音がして、
同時に女から悲鳴が上がった。
女の目の色が、恐怖へと染まっていく。
「オレさまに抱かれたかったんだろ?
良かったな、願いが叶って。」
そのまま逃げようとする女を捕まえて、
性欲のままに律動を始める。
全部挿入する度に女は
ぎゃあぎゃあ声を出すが、
無視だ。
「はぁ…はあ……。」
段々快感で身体がいっぱいになっていき、
理性がこときれようとしている。
結合部からは赤い液体が流れて、
さらに滑りが良くなってきた。
「やめて、いたい、
お願いやめて、やめてぇ!」
女は必死に叫んで抵抗する。
なんだよ、あんなに抱いてとか好きとか
言ってたくせに、女はいつもこうだ。