第2章 致す
「そのイヤイヤしてる顔、わざとだろ?」
「ちがいます、ほんとうに、ーーーーッ!」
ぐぐ、と少年の蕾に雄を突き刺す。
奥まで押し込んでやったが、
少年も掘られるのは慣れているのだろう。
は、はと息を吐いて力を抜いている。
「ナカ、あっつ…」
でも、まだ全部入ってない。
あと数センチが足りない。
鈴口は肉壁に擦れている。
これ以上は無理か?
「あ゛……ぁ゛……。」
少年が必死に口をぱくぱくと
動かして呼吸をする。
肉洞の中が疼き、少しだけ、
奥が開いた…気がする。
この肉壁、壊せないだろうか。
「物は試しだ。」
「あ゛…お゛ぐに…入って…」
ずず、と無理矢理少年に凶器を貫く。
少年は痛みに耐えるように、
床をがしがしと引っ掻いて悶えている。
「ぐ、ぁ゛、あ゛………!」
逃がさないようにもう一度腰を強くつかみ、
ぐっ、ぐっ、と肉壁に凶器を突き刺した。
ぐぽっと音がして、肉棒を滑り込んだ。
「………ッ、」
先だけ肉壁の奥に入ってる。
雁首に少年の肉壁がひっかかっていて、
先だけ別の空間に抜けたらしい。
「は…女より飲み込むじゃねえか…。」
「ぅ…ぐ…。」
下を見ると、少年は辛そうだが、
泣くほどでは無いし、
結合部からも血は出ていない。
…そうか。
男って腸だから貫通できるのか。
毎回血を垂れ流す、女とは違う。
「ひぃ、っ、でか…ぅ、」
「いっぱいで気持ちいいですって言えよ。」
少年の頬が紅潮して、
呼吸をする度にナカが収縮した。
お前、感じてんの?
「う、ぁ………あ、」
そのまま出し入れをすると、
少年ががたついた。
唇を噛み締めながら、
オレさまの衝撃に耐えている。
先程の肉壁もごりごりと削って
挿入を繰り返した。
「あ゛、ぁっ…ぁ、ぎ……きつ……ぃ…ッ!」
痛いから抜いてとは言わねぇのな。
むくむくとさらに雄が大きくなるのを感じる。
男相手に興奮してんのか。オレは。