第2章 致す
「ーーッ、ぁ゛、もう、
おきゃくさまで、いっぱいです…っ!」
「……ッ、そうかよ…っ。」
少年はひぃひぃと息を吐いて、
オレさまの竿を全て飲み込んでいる。
ぱちゅぱちゅと
お互いの身体が触れ合って、熱い。
今、ヤツの身体全てを
オレさまが支配している。
奥に突き立てるたびに、
ぐぽぐぽと肉壁が崩れる音がする。
「ぐ……ぅうっ……あ゛……!」
「は、出す、ナカに。」
「ま、ナガ、は…困ります゛……ッ!」
ナカに出すと言うと
また必死に首を振り出した。
抵抗はしないものの、
やめてとかだめとかを必死に繰り返している。
「ッ掻き出す、時間が…無いからかよ……。」
「ぃ゛、それは、その……ッあ!」
少年はずっと時間のことを気にしている。
オレさまは今、お前のことしか考えていないのに。
「オレさま、の、こと。
その固定客にも、教えてやれよ……ッ、」
「だめ、です!だめ…ナガは、あ゛ぁ!!」
何度か抽挿を繰り返して、1番奥に流し込む。
どくどくと肉棒が波打ち、
さらに何回か軽く律動して、
ヤツの奥に種付けしてやった。
「ーーー、ッ、は…」
「うぐ……ぅ……う…………。」
ずる、と肉棒を抜くと、
どぷり、と白濁とした液体が流れ出て
床を濡らしていく。
少年は痙攣したまま、動かない。
「悪くねえ。次回も頼むぜ。」
時計を見ると、とっくに時間が過ぎている。
…何が固定客だ。オレさまの好きにさせろ。
「う゛、ぅ…。」
少年が身体を起こすが、
震えて腰が立たないらしい。
真っ青な顔をして、必死に服を探している。
「延長料金も付けてやるよ。」
今日も欲求が満たされた。
財布を取りに別の部屋に行くと、
リビングでバタバタという音が聞こえる。
「?、おい。」
金を持って戻ったが、少年の姿はない。
「どこに…、」
直後、玄関の扉が閉まる。
……チッ、何も言わず帰りやがった。