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キバナさん 男娼を買う

第10章 露見







 
 「リードは取れたんですが、
 首輪はダメだと言って聞かなくて。
 あなたの手で取ってやってください。
 ぼく達の言うこと、全然聞きませんから。」

 「……分かった。」

 レイの手が震えている。
 首輪はいつの間にか赤黒くなっていた。
 ダンテが言ってたのは、このことか。

 「こんな傷、つけさせんなよ。」

 「……………。」

 レイの首に優しく触れる。
 首には包帯が巻かれていて、
 レイがびくり、と肩を揺らした。

 「…帰るぞ。」
 
 オレさまがそう言うと、
 レイがこくりと頷いた。
 
 

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