第9章 リード
「感じてるな。」
「………。」
眉間に皺が寄る。
ちがう。下半身は、反応していない。
ちょっと声が、漏れただけで。
「違うってか?」
こくり、と頷くとキバナさまの手が腰に回る。
横腹をするり、と撫でられて身体が少し熱くなる。
…ずるい。
「期待してるだろ。」
そのままズボンの中に手が侵入してくる。
「だ…だめです…。」
勿論、後ろはまだ準備していない。
僕が否定するのも無視して、
双丘を触り始める。
むにむにと揉まれて、肉が掴まれる。
「尻はやわらけえよな。」
何度も撫でられて、
少しずつ気持ちが昂っていく。
…触られたら、感じてしまう。
そして、双丘の間に、ゆっくりと指が伸びる。
「ぁ…ほんと、だめです……。」
「触るだけだって。」
蕾の入口を
すりすりと撫でられる。
昨日も抱かれて、掻き出したから
多少は綺麗だろうかとか、
病院から帰ってすぐ浣腸しておけばよかったとか、
そんなことがたくさん頭によぎる。
「だめ…だめ……。」
キバナさまに嫌われたくない…。
僕はキバナさまの腕を掴むが、
力の強いキバナさまに、到底勝てるわけもない。
そのまま入口を何度もなぞられる。
その動きに、キバナさまとの行為を、思い出した。
「ぅう…ぁ…。」
「なんだよ。触れてるだけだぜ?」
キバナさまの指が、
双丘の上の方からつるつると滑る。
蕾を通り越して下までなぞられた。
玉の後ろまで指が伸びて、
核心に、どんどん指が、近づいていく。
「ひ、ひぃ、……ッ」
ドキドキして膝を立てると、
キバナさまにズボンを太ももまで下ろされる。
外気に触れられて、身体の熱が溜まっていく。
「包茎じゃないけどよ。
やっぱちっさいと思うぜ。」
「ぅ…、傷つきます…。」
今度は前から手が伸びて、
する、と玉を撫でられる。
雄がびくびくと反応して、
上下に揺れ動いている。
「気持ちいいだろ。」
快感がじわじわと僕を責め立てていく。
ゆるい刺激にハマりそうになっていると、
急に現実に戻された。