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ラストラインを越えて
第16章 勝負服
「ホマレ、もう電気消していい?」
『うん。いいよ』
いつの間にか消灯時間を過ぎていた。返事と共に部屋の照明が落とされる。
『おやすみ、ギンガちゃん』
「ええ、おやすみなさい」
ゴソゴソとベッドに入るギンガウェーブの衣擦れの音を聴きながら、ホマレはスマホから手を離す。
『(まあ……なるようになるよね)』
明後日までに決めればいい。
逸る気持ちを抑えながら、ホマレは目を閉じた。
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