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ラストラインを越えて

第3章 方針


「あとはレースも、当面は芝ではなくダートを中心に出走します」
『ダート……』
「芝で戦うにはスピードが絶対条件です。あなたの現状では不利すぎる。ダートでしたらスタミナや持久力を活かせる展開が多くあります。レース感覚を養う場としては最適です」
ホマレはしばらく黙り込み、膝の上で手を握った。
『速く走れるようになったり、追い込みをやれるだけの知識や経験が身に付いたら……ちゃんと芝に戻してくれますか?』
「ええ。あなたが望むなら、いずれ必ず」
『じゃあ……大丈夫です。神座トレーナーのやり方に従います』
難しいことはよく分からない。けれど自分よりも走ることに詳しそうなので、ホマレは神座の判断に身を委ねてみることにした。









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