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ラストラインを越えて
第1章 崖っぷち
込み上がる感情を抑えつつ、ホマレは神座の前に手を差し出す。神座も間髪入れずにその手を取った。
「ええ。望むところです」
橙色に染まった部屋で、固く握手が交わされる。
こうして最底辺のウマ娘と得体の知れないトレーナーの、長くも短い共同検証が静かに幕を開けた。
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