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【ハイキュー!!】Re:Re:【月島蛍】

第1章 ボーイズ&ガールズ






授業が終わり、私たちは教室へと戻る。
運動神経の悪い私は、なかなかラケットのガットに羽を当てられず空ぶるばかりで1ミリも楽しくなかったのに、友人たちはそんな私の姿を見てゲラゲラと笑い転げていた。

「体育の何が楽しいっての運動オンチを見ることだよね」
「次はバスケがいいな。ドリブルできないを見たい。最高に面白くて大好き」
「おい、君たち。人が一生懸命やってるんだから笑うことはなかろうて」

むすっと口を尖らせて文句を言うと「自分でも笑ってたじゃん」と突っ込まれた。
それはそれ、これはこれじゃん。
廊下を歩きながら「次、なんだっけ」「化学」「じゃあ寝るわ」「寝るな」と会話をしていると、後ろから騒がしい声が聞こえてきた。
振り返ると、男子複数がバタバタと足音を立てて歩いている。
その中には月島蛍もいて、バスケ部の男子の肩を組まれていた。
迷惑そうな表情をしている月島蛍に私の心臓は悲鳴をあげる。

「待ってくれ!!」
「びっくりした……」
「どうした。大声出して」
「月島蛍が後ろにいる」

私の声に友人たちが振り返り、「いるねぇ」と呟いた。
だから私は「迷惑そうな顔してるじゃろ。カッコ良すぎて発作起こした」と荒い息を吐きながらそう言ったんだ。
そうしたら友人たちは呆れた顔をして「早く教室戻ろう。付き合ってられん」と私を見放した。

「待ってよ!!見放さないでよ!!」
「かっこいい月島くんに介抱してもらえ」
「おい!!!それは私に死ねと言ってるのか!?」
「本当、といると毎日飽きないわ」
「誉め言葉として受け取っておくけど、本当にどうしよう。心臓がバウンドしまくり」
「はいはい、よかったね。そのままバウンドしとけ」

友人たちに塩対応されながら、私は彼女たちの背を追いかけた。
その後ろでは男子たちの楽しそうな笑い声が聞こえてきて、もしかしたら月島蛍も笑っているんじゃないかと思ったけど、振り返ることが出来なかった。
何故かって?
そんなの決まってるだろ!!
死ぬからだよ!!!!






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