第2章 マイワールド
次の日、私は友人たちの冷たさについて文句を言った。
恋する乙女の恋を応援しようとは思わないのか、と。
「応援してないわけじゃないよ。普通に応援してる」
「そうそう。ただ、相談内容が思っている内容と違うからアドバイスもなにもできないだけ」
「例えばどんな内容なら真剣に相談に乗ってくれるのさ」
唇を尖らせる私に友人たちは顔を見合わせて「告白していいのかな、とか」とハードルの高いことを言ってきた。
「告白!?できるわけないじゃん!!あんたらは神様に告白したいと思うのか!?」
顔を真っ赤にする私を見てケラケラ笑う友人たち。
こいつらただたんに私をからかって遊びたいだけだ。
友達なんてやめてやる、絶交だ!!
って、心の中で叫んでいると「でも、真面目な話さ」と友人の一人が切り出した。
「月島くんに告白して付き合ったらさ、あんたは月島くんとの時間を大切にするわけじゃん。付き合ってるならそれは当たり前だし普通なのかもしれないけどさ、それってちょっと寂しいじゃん。ああ、私たちとの時間はその程度かって。あ、別にを責めてるとか月島くんと責めてるとかではなく、自分の小ささに嫌気が差してるってだけ。だから、あんたは私のことなんて気にしないで月島くんに恋をしてていいんだよ。好きな人とつきあってほしいとも思ってるのは本当だし」
びっくりした。
まさか、こんな真面目な事を言われるなんて。
いつもふざけていて私をからかう事に全神経を費やしてると思っていたのに。
「私のこと大好きじゃん……」
「好きじゃなかったら友達やってねーべよ」
「合宿、月島くんと話せるといいね」
「距離縮めて来いよ」
「ねええええ!!昨日と態度違うじゃん!!なんで急にそんなに優しくするの!?」
「「「おまえが優しくしろって言ったんだろうが」」」
友人たちの声が綺麗にハモった。