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すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~

第2章 突然の事故


「ほぉらぁ!!早く!おいてくよ?琥太郎!」
「待ってください!代表!!」
「千紘、こいつの事頼んだ」
「だって…そんなこと言ったら俺も後参加ですか?」
「仕方ねぇだろって。あと仕事終わってねぇの琥太郎だけだろ?」
「だったらおいていけばいいじゃないですか?」
「・・・ひどくない?!」
「んなこと言ってる間に終わらせようぜ」

そう話しているのは午後の20時を回った頃。そんな話をしている時、凜桜は住吉のもとに向かっていく。

「あの、住吉代表?」
「んー?何?」
「あの、お店って決まってますか?」
「予約した」
「へぁあ?!」
「なんで?」
「あ、えと…なんでもないです」

離れようとする凜桜の手首を掴めば住吉は引き留めた。

「…ちょとまて?何?」
「あ、えと…」

逃げられない、そう凜桜は悟ってしまった。

「…もし、お店とか決まってないなら買い出しして、ここででもすごく…その…嬉しいなぁと思っただけで…」
「…よし、琥太郎、お前ひとり後でこい」
「あ、あと!あと30分!」
「なら予約時間過ぎるから。」

そうして住吉は木村と志村に凜桜を任せて先に向かう様に促した。

「…でも…」
「こいつがさぼって必要以上に遅れないように見てるから先にいってて。」
「…でも」
「大丈夫だって、行くから」
「……はい」

その返事を聞いて木村と志村に凜桜は事務所を後にした。残された住吉と片岡。

「…あんなことまで言わすなよ」
「すみません」
「ハァ…待ってっから。早く終わらせて?」
「代表も先にいっていいですよ」
「待ってるよ」

そう答えながらも待つこと20分。『できたー!』の琥太郎の声を聞いて住吉も早々に支度をして3人の待つ店に向かっていった。

「…お待たせしました!」
「おっそい!琥太郎!」
「でも20分でできた!」
「就業内に終わらせろよ」
「それね」
「よし!!じゃぁ…!」
「ちょっと待て、飲み物…」

そうして手を挙げて住吉は注文する。
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