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すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~

第4章 思わぬコト


「なんだかんだ代表、凜桜ちゃんに優しいっすよね…」
「何言ってんだ?諒」
「だって、お金も代表もちっていってたじゃないっすか?」
「まぁ、初任給まだだし?」
「住むとこ問題は?」
「だから俺んち間借り」
「……無料?」
「いや?体で支払ってもらう。」

その言葉を聞いた諒は飲みかけたコーヒーを吹き出しそうになった。

「…か、らだって…!?」
「代表、変な言い方しないでください。」
「君も昨日間違えたやつだろって…」
「そうですけど…!」
「え、何?」
「毎日の掃除です。あと代表より早く起きて朝食の支度。」
「あー、確かに体支払いだわ」
「だろ?」
「でもそれ、琥太、2日で値を上げてませんでした?」
「あいつはな?」
「…大丈夫?凜桜ちゃん」
「大丈夫も何も、根はあげれませんよ…」
「生活が懸かってるもんな」
「…はい」
「…で、仕事。」
「はいッッ…!!」

そうして笑う住吉と、必死に仕事をこなしていく凜桜。そこに琥太郎からの着信が入った。

「…はい?」
『あ、!代表!!』
「何、どうかした?」
『助けてください!』
「何が、」
『ピンチなんです!』
「だから何が!」
『千紘君がく…ーーーー!!』

そこまで言えばぷつっと電話は切れる。スピーカーにしていたため、その場にいる諒や凜桜もその通話を聞いていた。

「…どうかしたんでしょうか」
「くだんねぇことだとは思うけど…」
「そうは言っても、チヒの事も関わってるとなると気になりますよね…」
「それは確かに…」

そう諒の問いかけに応えれば住吉は琥太郎にではなく、千紘の携帯に電話をかけた。
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