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すき…キス…ミルフィーユ~秘書は代表と絶賛同居中!~

第4章 思わぬコト


「…ーーーーいつまで怒ってんだって…」
「怒ってはないです!怒ることは出来ませんよ…間借りしてる身の程で…」
「そんな言い方するなって。仕方ないだろ」
「そうかもしれないですけど…やっぱり私がソファ行きます…」
「女性をソファで寝かせられるかって…」

そういわれるものの、今朝の熱がまだ体に残っている凜桜だった。

「おはよう!凜桜ちゃん!代表もおはようございます!」
「あぁ、おはよう」
「珍しいですね、二人で一緒にって…」
「あぁ、泊めた」
「と…めた?!」
「あぁ。」
「ちょっと代表!凜桜ちゃんかわいそうですよ!」
「どういう意味だ、琥太郎、ぁあ?」
「だって!代表と一緒なんて…」
「あ、あの、ちがくて…琥太郎君、」

必死に弁明しようとする凜桜を住吉はあえて静止した。

「…あのな?琥太郎」
「なんですか!」
「お前が考えてる事は1㎜もない」
「考えてるって…だって男女が…!」
「そうじゃない」
「…じゃぁ!!」

きゃぁきゃぁと話している住吉と琥太郎。少し離れている所で諒と千紘に凜桜は声をかけられた。

「…どういう事?」
「昨日、帰ったんです。タクシーで」
「だよね」
「その先で私の住んでるアパートが火事になってて」
「は?!」
「マジで?」
「マジなんです…」
「それで…?」
「代表に連絡したら迎えに来てくれて、それで一緒に帰らせていただいた、って落ちなんです」
「おい…おい!勝手にオチにするな」
「…聞こえてたんだ…」
「それな…」
「え、えーー?!何?なんで?」
「琥太郎は聞こえてないんだな…」
「琥太郎君…本当に天然な方なんだよなぁ…」

そう話していた。
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