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エゴな彼らと甘いお話【ブルロ短編R18】

第14章 温泉旅行 凪 誠士郎


「ねぇ、なんで悲しそうな顔するの?」

『えっ?そ、そんなことないよ!』

咄嗟に嘘をついた。

さっきの女の子凄く可愛かった。

突然スターになった凪くん。

きっとこれからもっと有名になるはず…

そしたら今の子みたいに可愛い女の子のファンも増える。


少し…いや、かなり不安になってしまったのだ。

少し話して、写真を撮っただけなのにあの子に嫉妬した。


なんとか平然を装ったつもりだったけど、そんなに顔に出てたかな…


「楽しくない?」

しょんぼりとした表情をする凪くん。

自分のせいで彼に悲しい顔をさせてしまった…

私のバカ…

『ッ!そ、そんなわけないじゃない!!』

「ッ!じゃあなんで泣いてるの?」

『へっ…』

凪くんの言葉で漸く自分が泣いているのに気がついた。

やっぱり凪くんに嘘つけないや…

『凪くん、あのね…』

私は全てを凪くんに話した。

ほんとはもっとイチャイチャしたかったこと

さっきの女の子にヤキモチを妬いてしまったことを…


『だから凪くんは悪くないの!!…ッわっ!凪く…んぅ///』

腕を引かれたと同時に凪くんにキスをされた。

突然のことにびっくりして離れようとするも…

『んっ…ンン…ふっ、ン…』

後頭部を抑えられていて離れることができない…

おまけに凪くんの舌は簡単に口内に入り込んできた。

そして逃げる舌を簡単に捕らえられて絡められる…

『ンっ…んっ…//』

「んっ…」

此処が廊下であるにも関わらず凪くんとの甘いキスは暫く続いた…


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